クライストチャーチのシンボルだった大聖堂が2011年の地震で崩壊し、
修復が不可能となったため、再建されるまでの期間使用する為に建てられた仮設大聖堂です。
当時、震災で心身ともに疲れ果てた人々は、神の存在を一番必要としていました。
そのような状況の中、日本人建築家の坂茂氏は人々の心に希望を灯す、新たな仮設のカテドラルを設計し、2013年にカードボード・カセドラルは完成しました。カードボード・カセドラルはその名の通り、特殊加工された紙を建築資材としています。教会自体はもちろん、内部にある祭壇もすべて紙管で作られています。特別な加工が施されている紙のため、耐久性は50年と言われるほど優れており、三角形(Aフレーム)の美しいステンドガラスで、とてもおしゃれな大聖堂です。
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