ムリワイビーチはオークランドから北西に車で約50分の場所にあります。
ワイナリーで有名なKumeuを通り過ぎ、ワイマウクの分岐点で左折してMuriwai Rd.に入って
広大な牧草地の間を走り抜けると西海岸特有の黒い砂のビーチに到着します。
ニュージーランドの東側は太平洋で穏やかな海で、白い砂浜ですが、
西側はタスマン海で波が荒いため、西海岸にはサーファーに人気のビーチが沢山あります。
(※引き波が強いので海水浴等の際は十分にご注意ださい!)
東側との違いは砂の色で、火山の影響で鉄分豊富な黒い砂浜なのです。
遠浅の黒いビーチの砂に波がかぶると、足元の砂が鏡の様になり、人や空、風景を映します。
(☆掲載している写真は夕方撮った写真で、一切加工していません)
海遊び、サーフィン、釣り、キャンプ、BBQ、ゴルフ、トレッキング、乗馬などたくさんの人々で賑わうスポットです。
さらに、ムリワイビーチはガネット(カツオドリ)の群生地として有名です。
羽を広げると約2mの海鳥が大型コロニーをつくり子育てをします。
カツオドリは2000km離れたオーストラリアから毎年8月中旬頃に戻ってきます。
コロニーを訪れるのは10月から2月がベストシーズンと言われています。
つがいがそれぞれ巣に1つの卵を産み、雄と雌が交代で温め、11月頃に雛が誕生します。
親鳥は雛の餌のため、海へ目がけて急降下し、魚を捕まえます。
たくさんの巣、上昇気流に乗って羽ばたき空を飛び交う海鳥たちの様子は圧巻です。
無料駐車場に車を駐め、ビーチの左側にコロニー展望台へ続く階段があります。
5分ほど登るとコロニーを見下ろす高台に到着します。
そこから左右両方に展望スポットがありますが、個人的に左側をオススメします。
左へ少し進むと、右側に進む歩道があり、その歩道を進んでいくと
コロニーを間近に見ることができる展望デッキに到着します。
個人的にはシーズン前半をオススメします。
なぜかというと、後半は雛たちが大きくなり、糞のツンとした匂いに耐える辛さが勝ってしまうのです。
余談ですが、このカツオドリはアウトドアブランドのCHUMS(チャムス)のロゴになっている鳥なんです。
『ペンギンに見えるけど、実は、海に潜ることも飛ぶこともできるカツオ鳥で、
正しい名前はブービーバードとよばれているだよ』と紹介されています。
実はこのようなコロニーはニュージーランド国内に3箇所しかありません。
あとの2箇所はキッドナッパーズ岬(ネイピア)フェアウェル・スピット(ネルソン / エイベルタズマン です。
ムリワイビーチが一番アクセスも便利ですので、ぜひ足を運んでみてください。
ワイナリーに寄り道したり、リアルフルーツアイスクリームを食べたり、1月はいちご狩りもありますので、日帰りドライブに最適です。
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